保護者の方から質問があったのでお答えします。
「リフティングが何回できるか」が話題になることがあります。つい、「あの子は300回もできるのに、うちの子は…」と気になってしまう保護者の方もいるかもしれません。
でも、リフティングの回数とサッカーの実力は、必ずしもイコールではありません。
リフティングは確かに、ボールをしっかりコントロールする力を養う良い練習です。
ただ、リフティングは一人で行う練習で、相手も味方もいない静かな環境です。一方、実際の試合では、相手のプレッシャーがあり、味方との連携も必要で、素早い判断が求められます。
つまり、リフティングが得意でも、試合で活躍できるとは限らないのです。
それでも、リフティングを通じて得られるものもたくさんあります。例えば、ボール感覚、身体のバランス、集中力など。小さなころからボールに親しむきっかけとして、遊び感覚で楽しく続けるのはとても良いことです。
大切なのは、「回数」にこだわりすぎないこと。
子どもが自信をなくしたり、「できない=ダメ」と思ってしまっては、本末転倒です。
リフティングが苦手でも、ドリブルが得意だったり、試合中の判断がうまい子もたくさんいます。
リフティングは、あくまでサッカーの力を高めるための“手段”のひとつ。
回数の目標を決めて練習することは良いことですが、
それだけで子どもの実力を決めつけず、幅広い視点で見守ってあげてください☺️⚽️