小学生にフットサルがおすすめな理由
「サッカーとフットサルって、何が違うの?」
お子さまがフットサルを始めたいと言ったとき、多くの保護者の方がそう疑問に思われるかもしれません。実際、フットサルはサッカーとよく似ていますが、ルールやプレー環境、育まれる力には明確な違いがあります。そして、小学生の時期にこそフットサルを経験することで得られるメリットがたくさんあります。
まず、フットサルはサッカーよりも小さなコート(バスケットボールコートほどの広さ)で、5対5の少人数制で行われます。ボールはやや小さく、バウンドしにくい仕様のため、足元での細かいボールコントロールや判断力が養われやすいのが特徴です。
この「狭い・少人数・止まるボール」という環境が、子どもたちにとって非常に有効なのです。プレー中は常にボールが近くにあり、ポジションに関係なく全員が攻守に関わります。そのため、ボールに触れる回数が多くなり、自然とスキルアップにつながります。
サッカーに比べてプレーの切り替えも早いため、集中力や判断力、状況を読み取る力も養われます。
また、プレーのテンポが速く、限られたスペースの中で常に味方や相手の動きを意識する必要があるため、コミュニケーション能力や仲間との連携力が自然と身についていきます。試合中の声かけ、動きの連動などを通じて、子ども同士が協力する力が育まれるのです。
さらに、フットサルはボールに振れる回数が多いのでおのずとミスしてしまう場面もでてきます。それにより「いちいちミスを責めない文化」が根づいているスポーツでもあります。ミスを恐れずにチャレンジできる雰囲気があるため、運動が苦手な子や自信がない子にとっても、安心して取り組める場となります。できたことをしっかり認める指導が中心なので、自己肯定感の向上にもつながります。
もちろん、将来的にサッカーに取り組みたいと考えているお子さまにもフットサルは有効です。足元の技術や視野の広さ、プレッシャー下での判断力は、サッカーでも大いに活かされる要素だからです。実際に、世界で活躍するプロサッカー選手の多くが、子どもの頃にフットサルを経験しています。
フットサルは、子どもたちの技術だけでなく、心と身体のバランスを整えながら成長をサポートしてくれるスポーツです。
「楽しい!」「もっとやりたい!」という気持ちが、何よりの原動力。
フットサルを通じて、お子さまの新たな一面がきっと見えてくるはずです。
↓本格的なフットサルはこんな感じです